全体会での討論の様子(埼玉・森谷さん) |
今回の全国連絡会議では、3グループで分散討論がおこなわれ、各グループで学習の友や勤通大、全国学習交流集会について討議されました。
1グループのメモをいただいたので掲載します。
●1グループ分散会メモ
1グループは、
愛知、神奈川、大阪、岡山、千葉、香川、北海道、労教協のメンバーあわせて11名にて行われました。
『学習の友』については、専門部体制をつくって、独自に会議ももち読者拡大や配布集金をしている県も。しかし、全体的には「増やさないと減る」という状況。
労働組合で「『友』は役立つ」と位置づけられているところでは、普及がすすんでいる。
神奈川土建では、21の支部があるが、支部の執行委員会で『友』を読み合わせ学習を位置づけられつつあり、拡大がすすんでいる。
「役立つ」ということを実感するには、「活用する」ということがやはりカギになってくる。
「活用する」ためには、職場や地域に「『友』を使いましょう」という人をどれだけつくるかも大事。
千葉などでは、毎月の特集にあわせて、対象者をしぼって、バラ売りなどで、毎月20部ぐらい普及している。こういう工夫も大事。
香川では、毎月『友』に挟んで「明日の風」という読者ニュースをはさんでいる。毎月の『友』の内容、「私の友」という、読者投稿欄も。30年続けている。
読者会の経験も出された。
神奈川では隔月で読書会をもっている。千葉も時々。
愛知でも、意識的に「学ぶ集団」をつくるために、『友』の読書会をここ数年つくることを重視。
読者会の形態としては、その場で読み合わせて感想を交流するというのが、気楽で参加しやすいというのが共通。
「話を聞いてほしい」という若い人の欲求もあり、とにかくフランクに交流する場としても大事になっている。
『友』の魅力をどう押し出すかも大事。
他の雑誌にはない『友』の魅力と役割を、明確にしていく。
総合的な学習運動のなかで、『友』の拡大もすすむ。
『友』だけが1人歩きすることはない。
勤労者通信大学では、集団受講が減っていること、その背景として、卒業率の低さ、学習会がなかなか成功しておらず、「勤通大はいい」ということになっていない状況がある。
チューターの力量によってかなり学習会の成否が決まってくることなどの意見が出た。
千葉土建では、独自の労働学校をやっているが、講師がなかなか話ができない、という問題があり、「講師養成を勤通大で」ということで「かみあい」を模索。
教科書の内容や構成についても、さまざまな意見がある。
難しい、哲学が最初にくる基礎コースはたいへん、など。
愛知では、愛労連が勤通大の位置づけをしており、今年は「自治労連以外で100人」という目標をたてている。
背景には、次世代の活動家の育成。
とくに、地域労連が弱体化していきている。
単組が地域労連に役員を派遣できないという状況が生まれている。
企業内意識を乗り越えるためにも、地域の運動は大事。
職場・地域・産別で、重層的に運動を展開する必要があるが、
よく関係性を整理しつつも、地域の運動を重視していく必要がある。
岡山県学習協・長久